恒例のクリスマスイブにある、永井先生と山下良道さん、藤田一照さんの鼎談にいく。朝カルの新宿。
最初に山下良道さんの仏教2.0と仏教3.0の違いの解説から。仏教2.0(テラワーダ仏教)では、貪りと怒りを失くすように指導される。しかし、それがなくなった後はどうなるのか?煩悩がなくなりまっさらになるとは、どういう状態なのか?答えとしては、まっさらになることは、瞑想体験でおいてのみで、身体としては変わらないということである。
仏教3.0では、仏教2.0で、貪りや怒り、「私」がなくなったことを見るpersonが生じている。これは永井先生の<私>と同じでと説明されるが、永井先生の<私>は、単なる事実であり、修行によって獲得されたpersonではない。強いて言えば慈悲を備えた霊的人格のようなものを想定している。
・心に二相という観点からの説明では、仏教2.0では小心、仏教3.0では、大心に対応する。
・永井先生の説明では、仏教2.0では、アリストテレスの質料と形相の説明では、仏教2.0
ではヴィッパサナー瞑想は、煩悩という形相をバラバラにして質料に還元することと説明できる。また、トマス・アキナスはアリストテレスを崇拝していたが、唯一違うのは神の世界創造の説明は、有から有を作り出すアリストテレスの質料、形相の説明ではなく、無から有を生み出すという説明だった。形相->質料がキーワード。
実存と本質という説明では、仏教3.0の<私>は、ただあるだけの実存である。本質->実存という矢印の方向の説明は仏教2.0と仏教3.0の図式でどう説明されるのか?
・仏教2.0ではmindfulness、仏教3.0ではcompassionという図式。
2016年12月25日日曜日
2016年10月21日金曜日
2016年10月10日月曜日
阿含経典
阿含経典〈1〉存在の法則(縁起)に関する経典群 人間の分析(五蘊)に関する経典群 (ちくま学芸文庫)文庫 – 2012/8
増谷 文雄 (翻訳)
マインドフルネスやヴィッパサナー瞑想修行や仏教の本を読む時に自分が関心があるのは、
1)修行する際に、修行メッソドが自分に合っているかどうか試行錯誤を繰り返して、自分なりの仮説を立て検証していく様子がうかがえる書籍がいい。そして体系化される過程が興味ふかい。
2)文献批判の書籍。古い経典などは別の人間の思想の追加、編集、改変など加上されることが多い。少しの疑問からオリジナルを洗い出す過程が興味ふかい。
この『阿含経典』でもそういう姿勢が出ている。阿含経典でも種類があるが、あまり顧みられない雑部阿含経(相応部阿含経)に着目している。
そして阿含経を5つに再編成している。
1.存在の法則(縁起)に関する経典群
2.人間の分析(五蘊)に関する経典群
3.人間の感官(六処)に関する経典群
4. 実践の方法(道)に関する経典群
5.詩(偈)のある経典群
ミクロの森 1㎡の原生林が語る生命・進化・地球
ミクロの森 1㎡の原生林が語る生命・進化・地球
著者D.G.ハスケル (著),三木 直子 (訳)出版社: 築地書館
「森の生態系が持つ物語は、曼荼羅と同じくらいの面積の中に全て存在している、と私は信じているのだ。葉や岩や水という、小さな沈思の窓を通して、森全体を眺めることができるのだろうか?
テネシー州の山中の原生林が作る曼荼羅(直径1mの円形)の中に、私はこの問いの答えを、あるいは答えの端緒を見つけようとした。
**************************************************************
曼荼羅にいるときの私のルールはシンプルだー
頻繁に来て、1年間観察すること。静かにして、干渉は最小限に抑えること。
生き物を殺さない、曼荼羅から持ち出さない。
曼荼羅を堀ったり、這って入ったりしない。.......
毎週毎週、私は何度もここで観察することにした。
この本では、曼荼羅の中で起きることを、起きたままに伝えていく。」
著者のビデオなど
感受 センセーション rupa
Vippassna瞑想会に行く。身体感覚にsattiを入れる瞑想ですこしつまづいている。
感受についてはローゼンバーグの『呼吸による癒し』にあるが、rupaについての記述はまだ実感としてわからない。
呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想
感受についてはローゼンバーグの『呼吸による癒し』にあるが、rupaについての記述はまだ実感としてわからない。
呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想
2016年10月3日月曜日
デビッド・チャーマーズ 意識の諸相 上、下
久しぶりに本屋に行くといろいろ本が出ているな。
デビッド・チャーマーズ 意識の諸相 上、下
デイヴィッド・J. チャーマーズ (著), David J. Chalmers (原著), 太田 紘史 (翻訳), 源河 亨 (翻訳), 佐金 武 (翻訳), 佐藤 亮司 (翻訳), & 2 その他
上 ¥4860
下 ¥4860
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-32347-2/
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-32348-9/
デビッド・チャーマーズ 意識の諸相 上、下
デイヴィッド・J. チャーマーズ (著), David J. Chalmers (原著), 太田 紘史 (翻訳), 源河 亨 (翻訳), 佐金 武 (翻訳), 佐藤 亮司 (翻訳), & 2 その他
上 ¥4860
下 ¥4860
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-32347-2/
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-32348-9/
2016年10月1日土曜日
『清浄道論』第3巻(日本語訳) 遂にでる
清浄道論 第三巻 ~正田大観 翻訳集 ブッダの福音
~ Kindle版
正田 大観 (翻訳)Evolving (2016/10/1) ¥1000円
内容紹介
南アジア諸国に伝わる上座部仏教の最大の綱要書、『清浄道論』(ブッダゴーサ著)初の現代語訳版。
目次
第十四章 〔心身を構成する五つの〕範疇についての釈示
(一)一種類のものとしての智慧
(二)二種類のものとしての智慧
(三)三種類のものとしての智慧
(四)四種類のものとしての智慧
1 形態の範疇
2 識知〔作用〕の範疇
2―1 善なるもの
2―2 善ならざるもの
2―3 〔善悪が〕説き示されないもの
2―3―1 報い〔としての善悪が説き示されない心〕
2―3―2 〔善悪を伴わない純粋〕所作〔としての善悪が説き示されない心〕
3 感受〔作用〕の範疇
4 表象〔作用〕の範疇
5 諸々の形成〔作用〕の範疇
5―1 善なるもの
5―2 善ならざるもの
5―3 〔善悪が〕説き示されないもの
6 感受〔作用〕の範疇の過去等の区分
7 〔心身を構成する五つの〕範疇についての知恵の細別
第十五章 〔認識の〕場所と界域についての釈示
1 諸々の〔認識の〕場所
2 諸々の界域
第十六章 機能と真理についての釈示
1 諸々の機能
2 諸々の真理
(一)苦しみについての釈示
(二)集起についての釈示
(三)苦しみの止滅についての釈示
(四)苦しみの止滅に至る〔実践の〕道についての釈示
第十七章 智慧の境地についての釈示
1 「無明という縁から、諸々の形成〔作用〕が〔発生します〕」
2 「諸々の形成〔作用〕という縁から、識知〔作用〕が〔発生します〕」
3 「識知〔作用〕という縁から、名前と形態が〔発生します〕」
4 「名前と形態という縁から、六つの〔認識の〕場所が〔発生します〕」
5 「六つの〔認識の〕場所という縁から、接触が〔発生します〕」
6 「接触という縁から、感受が〔発生します〕」
7 「感受という縁から、渇愛が〔発生します〕」
8 「渇愛という縁から、執取が〔発生します〕」
9 「執取という縁から、生存が〔発生します〕」
10・11 「生存という縁から、生が〔発生します〕」「生という縁から、老と死と憂いと嘆きと苦痛と失意と葛藤が発生します」
12 縁によって〔物事が〕生起する〔道理〕についての雑駁なる言説
第十八章 見解の清浄についての釈示
第十九章 疑いの超渡の清浄についての釈示
第二十章 道と道ならざるものの知見の清浄についての釈示
1 三つの遍知
2 〔心身を構成する〕五つの範疇の無常を所以にする触知
3 九つの行相
4 形態の触知
5 形態なき〔法〕の触知
6 三つの特相の揚挙
7 十八の大いなる〔あるがままの〕観察
8 生成と衰微の随観の知恵
9 〔あるがままの〕観察に付随する〔心の〕汚れ
10 三つの真理の〔差異の〕定置
第二十一章 〔実践の〕道の知見の清浄についての釈示
1 生成と衰微の随観の知恵
2 滅壊の随観の知恵
3 恐怖の現起の知恵
4 危険の随観の知恵
5 厭離の随観の知恵
6 解き放ちを欲する知恵
7 審慮の随観の知恵
8 諸々の形成〔作用〕の放捨の知恵
9 随順する知恵
10 経の適応
第二十二章 知見の清浄についての釈示
1 〔新たな〕種姓と成る知恵と第一の道の知恵
2 第一の果
3 第二の道の知恵
4 第二の果
5 第三の道の知恵
6 第三の果
7 第四の道の知恵
8 第四の果
第二十三章 智慧の修行の福利についての釈示
1 種々なる〔心の〕汚れを砕破すること
2 聖者の果の味を経験すること
3 止滅の入定に入定することができること
4 〔供物を〕捧げられるべき状態等の実現
結び
付録
訳者紹介
目次
第十四章 〔心身を構成する五つの〕範疇についての釈示
(一)一種類のものとしての智慧
(二)二種類のものとしての智慧
(三)三種類のものとしての智慧
(四)四種類のものとしての智慧
1 形態の範疇
2 識知〔作用〕の範疇
2―1 善なるもの
2―2 善ならざるもの
2―3 〔善悪が〕説き示されないもの
2―3―1 報い〔としての善悪が説き示されない心〕
2―3―2 〔善悪を伴わない純粋〕所作〔としての善悪が説き示されない心〕
3 感受〔作用〕の範疇
4 表象〔作用〕の範疇
5 諸々の形成〔作用〕の範疇
5―1 善なるもの
5―2 善ならざるもの
5―3 〔善悪が〕説き示されないもの
6 感受〔作用〕の範疇の過去等の区分
7 〔心身を構成する五つの〕範疇についての知恵の細別
第十五章 〔認識の〕場所と界域についての釈示
1 諸々の〔認識の〕場所
2 諸々の界域
第十六章 機能と真理についての釈示
1 諸々の機能
2 諸々の真理
(一)苦しみについての釈示
(二)集起についての釈示
(三)苦しみの止滅についての釈示
(四)苦しみの止滅に至る〔実践の〕道についての釈示
第十七章 智慧の境地についての釈示
1 「無明という縁から、諸々の形成〔作用〕が〔発生します〕」
2 「諸々の形成〔作用〕という縁から、識知〔作用〕が〔発生します〕」
3 「識知〔作用〕という縁から、名前と形態が〔発生します〕」
4 「名前と形態という縁から、六つの〔認識の〕場所が〔発生します〕」
5 「六つの〔認識の〕場所という縁から、接触が〔発生します〕」
6 「接触という縁から、感受が〔発生します〕」
7 「感受という縁から、渇愛が〔発生します〕」
8 「渇愛という縁から、執取が〔発生します〕」
9 「執取という縁から、生存が〔発生します〕」
10・11 「生存という縁から、生が〔発生します〕」「生という縁から、老と死と憂いと嘆きと苦痛と失意と葛藤が発生します」
12 縁によって〔物事が〕生起する〔道理〕についての雑駁なる言説
第十八章 見解の清浄についての釈示
第十九章 疑いの超渡の清浄についての釈示
第二十章 道と道ならざるものの知見の清浄についての釈示
1 三つの遍知
2 〔心身を構成する〕五つの範疇の無常を所以にする触知
3 九つの行相
4 形態の触知
5 形態なき〔法〕の触知
6 三つの特相の揚挙
7 十八の大いなる〔あるがままの〕観察
8 生成と衰微の随観の知恵
9 〔あるがままの〕観察に付随する〔心の〕汚れ
10 三つの真理の〔差異の〕定置
第二十一章 〔実践の〕道の知見の清浄についての釈示
1 生成と衰微の随観の知恵
2 滅壊の随観の知恵
3 恐怖の現起の知恵
4 危険の随観の知恵
5 厭離の随観の知恵
6 解き放ちを欲する知恵
7 審慮の随観の知恵
8 諸々の形成〔作用〕の放捨の知恵
9 随順する知恵
10 経の適応
第二十二章 知見の清浄についての釈示
1 〔新たな〕種姓と成る知恵と第一の道の知恵
2 第一の果
3 第二の道の知恵
4 第二の果
5 第三の道の知恵
6 第三の果
7 第四の道の知恵
8 第四の果
第二十三章 智慧の修行の福利についての釈示
1 種々なる〔心の〕汚れを砕破すること
2 聖者の果の味を経験すること
3 止滅の入定に入定することができること
4 〔供物を〕捧げられるべき状態等の実現
結び
付録
訳者紹介
『清浄道論』第2巻(日本語訳) 遂にでる
清浄道論 第二巻 ~正田大観 翻訳集 ブッダの福音
~ Kindle版
正田 大観 (翻訳)Evolving (2016/10/1) ¥1000円
内容紹介
南アジア諸国に伝わる上座部仏教の最大の綱要書、『清浄道論』(ブッダゴーサ著)初の現代語訳版。
目次
第八章 〔他の〕随念たる〔心を定める〕行為の拠点についての釈示
1 死についての気づき(27)
(一)殺戮者の現起〔の観点〕からの死の随念
(二)得達の衰滅〔の観点〕からの死の随念
(三)〔他者を自己と〕対照する〔観点〕からの死の随念
(四)〔他者と自己の〕身体の多くが共通なる〔観点〕からの死の随念
(五)力衰えた寿命〔の観点〕からの死の随念
(六)〔生命の〕無相なる〔観点〕からの死の随念
(七)〔生命に〕時間の限界ある〔観点〕からの死の随念
(八)〔生命の〕瞬間にして微小なる〔観点〕からの死の随念
2 身体の在り方についての気づき(28)
(一)七種の収取に巧みな智
(二)十種の意を為すことに巧みな智
(三)三十二の部位についての詳細の言説
(四)〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕の生起
3 呼吸についての気づき(29)
(一・二・三・四)十六の事態のうち第一の四なるもの
(五・六・七・八)十六の事態のうち第二の四なるもの
(九・十・十一・十二)十六の事態のうち第三の四なるもの
(十三・十四・十五・十六)十六の事態のうち第四の四なるもの
4 寂止の随念(30)
第九章 梵住についての釈示
1 慈愛の修行(31)
2 慈悲の修行(32)
3 歓喜の修行(33)
4 放捨の修行(34)
5 〔四つの梵住についての〕雑駁なる言説
第十章 形態なきものについての釈示
1 虚空無辺なる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(35)
2 識知無辺なる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(36)
3 無所有なる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(37)
4 表象あるにもあらず表象なきにもあらざる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(38)
5 〔四つの形態なきものについての〕雑駁なる言説
第十一章 〔心の〕統一についての釈示
1 食についての嫌悪の表象の修行(39)
2 〔地水火風の〕四つの界域の〔差異の〕定置の修行(40)
ヴィスッディ・マッガ(第二部)
第十二章 〔種々なる〕神通の種類についての釈示
1 〔種々なる〕神通の種類
(一)確立の神通
(二)変異〔の神通〕
(三)意によって作られる神通
第十三章 神知についての釈示
2 天耳の界域の知恵
3 〔他者の〕心を探知する知恵
4 過去における居住(過去世)の随念の知恵
5 有情たちの死滅と再生の知恵
6 五つの神知についての雑駁なる言説
付録
訳者紹介
目次
第八章 〔他の〕随念たる〔心を定める〕行為の拠点についての釈示
1 死についての気づき(27)
(一)殺戮者の現起〔の観点〕からの死の随念
(二)得達の衰滅〔の観点〕からの死の随念
(三)〔他者を自己と〕対照する〔観点〕からの死の随念
(四)〔他者と自己の〕身体の多くが共通なる〔観点〕からの死の随念
(五)力衰えた寿命〔の観点〕からの死の随念
(六)〔生命の〕無相なる〔観点〕からの死の随念
(七)〔生命に〕時間の限界ある〔観点〕からの死の随念
(八)〔生命の〕瞬間にして微小なる〔観点〕からの死の随念
2 身体の在り方についての気づき(28)
(一)七種の収取に巧みな智
(二)十種の意を為すことに巧みな智
(三)三十二の部位についての詳細の言説
(四)〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕の生起
3 呼吸についての気づき(29)
(一・二・三・四)十六の事態のうち第一の四なるもの
(五・六・七・八)十六の事態のうち第二の四なるもの
(九・十・十一・十二)十六の事態のうち第三の四なるもの
(十三・十四・十五・十六)十六の事態のうち第四の四なるもの
4 寂止の随念(30)
第九章 梵住についての釈示
1 慈愛の修行(31)
2 慈悲の修行(32)
3 歓喜の修行(33)
4 放捨の修行(34)
5 〔四つの梵住についての〕雑駁なる言説
第十章 形態なきものについての釈示
1 虚空無辺なる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(35)
2 識知無辺なる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(36)
3 無所有なる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(37)
4 表象あるにもあらず表象なきにもあらざる〔認識の〕場所という〔心を定める〕行為の拠点(38)
5 〔四つの形態なきものについての〕雑駁なる言説
第十一章 〔心の〕統一についての釈示
1 食についての嫌悪の表象の修行(39)
2 〔地水火風の〕四つの界域の〔差異の〕定置の修行(40)
ヴィスッディ・マッガ(第二部)
第十二章 〔種々なる〕神通の種類についての釈示
1 〔種々なる〕神通の種類
(一)確立の神通
(二)変異〔の神通〕
(三)意によって作られる神通
第十三章 神知についての釈示
2 天耳の界域の知恵
3 〔他者の〕心を探知する知恵
4 過去における居住(過去世)の随念の知恵
5 有情たちの死滅と再生の知恵
6 五つの神知についての雑駁なる言説
付録
訳者紹介
『清浄道論』第1巻(日本語訳) 遂にでる
『清浄道論』(日本語訳) 遂にでる。
清浄道論 第一巻 ~正田大観 翻訳集 ブッダの福音
~ Kindle版
正田 大観 (翻訳)Evolving (2016/10/1) ¥1000円
内容紹介
南アジア諸国に伝わる上座部仏教の最大の綱要書、『清浄道論』(ブッダゴーサ著)初の現代語訳版。
目次
ヴィスッディ・マッガ(第一部)
序章 因縁等についての言説
第一章 戒についての釈示
(一)一種類のものとしての戒
(二)二種類のものとしての戒
(三)三種類のものとしての戒
(四)四種類のものとしての戒
1 戒条による統御としての戒
2 〔感官の〕機能における統御としての戒
3 生き方の完全なる清浄としての戒
4 日用品に等しく依拠したものとしての戒
5 四つの完全なる清浄の成就の手順
(五)五種類のものとしての戒
第二章 払拭〔行〕の支分についての釈示
1 糞掃衣の者の支分
2 三つの衣料の者の支分
3 〔行乞の〕施食の者の支分
4 〔家々の貧富を選ばず〕歩々淡々と歩む者の支分
5 一坐〔だけの食〕の者の支分
6 鉢に〔盛られた行乞の〕食〔だけを食する〕者の支分
7 〔決められた時間〕以後の食を否とする者の支分
8 林にある者の支分
9 木の根元にある者の支分
10 野外にある者の支分
11 墓場にある者の支分
12 〔坐具が〕広げられたとおり〔の場所〕にある者の支分
13 常坐〔にして不臥〕なる者の支分
第三章 〔心を定める〕行為の拠点を収め取ることについての釈示
(一)一種類のものとしての〔心の〕統一
(二)二種類のものとしての〔心の〕統一
(三)三種類のものとしての〔心の〕統一
(四)四種類のものとしての〔心の〕統一
(五)五種類のものとしての〔心の〕統一
(一)十の障害
(二)〔心を定める〕行為の拠点を与えてくれる善き朋友
(三)自己の性行に随順するもの
(四)四十の〔心を定める〕行為の拠点
第四章 地の遍満についての釈示
(五)〔心の統一の〕修行に適切ではない精舎と適切な精舎
(六)〔見難き〕小なる障害
(七)修行の規定
1 地の遍満(1)
(一)四つの遍満の汚点
(二)遍満の作り方
(三)作り為された〔遍満〕の修行の方法
(四)二種類の形相
(五)二種類の〔心の〕統一
(六)七種類の適当なるものと不当なるもの
(七)十種類の〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕に巧みな智
(八)精進の平等なること
(九)〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕の規定
(一)第一の瞑想
(二)第二の瞑想
(三)第三の瞑想
(四)第四の瞑想
(五)五なる瞑想
第五章 残りの遍満についての釈示
2 水の遍満(2)
3 火の遍満(3)
4 風の遍満(4)
5 青の遍満(5)
6 黄の遍満(6)
7 赤の遍満(7)
8 白の遍満(8)
9 光明の遍満(9)
10 限定された虚空の遍満(10)
11 十の遍満についての雑駁なる言説
第六章 浄美ならざるものという〔心を定める〕行為の拠点についての釈示
1 膨張したもの(11)
(一)〔墓場等に〕赴くことについての規定
(二)周囲遍く形相を近しく観ること
(三)十一種類〔の方法〕によって形相を収め取ること
(四)〔墓地等への〕行き帰りの道を注視すること
(五)〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕についての規定
2 青黒くなったもの(12)
3 膿み爛れたもの(13)
4 切断されたもの(14)
5 喰い残されたもの(15)
6 散乱したもの(16)
7 打ち殺され散乱したもの(17)
8 血まみれのもの(18)
9 蛆虫まみれのもの(19)
10 骨となったもの(20)
11 十の浄美ならざるものについての雑駁なる言説
第七章 六つの随念についての釈示
1 覚者の随念(21)
(一)阿羅漢
(二)正自覚者
(三)明知と行ないの成就者
(四)善き至達者
(五)世〔の一切〕を知る者
(六)無上なる者
(七)調御されるべき人の馭者たる者
(八)天〔の神々〕と人間たちの教師
(九)覚者
(十)世尊
2 法(教え)の随念(22)
(一)見事に告げ知らされたもの
(二)現に見られるもの
(三)時を要さないもの
(四)来て見るもの
(五)導くもの
(六)識者たちによって各自それぞれに知られるべきもの
3 僧団の随念(23)
4 戒の随念(24)
5 施捨の随念(25)
6 天神たちの随念(26)
7 六つの随念についての雑駁なる言説
付録
訳者紹介
目次
ヴィスッディ・マッガ(第一部)
序章 因縁等についての言説
第一章 戒についての釈示
(一)一種類のものとしての戒
(二)二種類のものとしての戒
(三)三種類のものとしての戒
(四)四種類のものとしての戒
1 戒条による統御としての戒
2 〔感官の〕機能における統御としての戒
3 生き方の完全なる清浄としての戒
4 日用品に等しく依拠したものとしての戒
5 四つの完全なる清浄の成就の手順
(五)五種類のものとしての戒
第二章 払拭〔行〕の支分についての釈示
1 糞掃衣の者の支分
2 三つの衣料の者の支分
3 〔行乞の〕施食の者の支分
4 〔家々の貧富を選ばず〕歩々淡々と歩む者の支分
5 一坐〔だけの食〕の者の支分
6 鉢に〔盛られた行乞の〕食〔だけを食する〕者の支分
7 〔決められた時間〕以後の食を否とする者の支分
8 林にある者の支分
9 木の根元にある者の支分
10 野外にある者の支分
11 墓場にある者の支分
12 〔坐具が〕広げられたとおり〔の場所〕にある者の支分
13 常坐〔にして不臥〕なる者の支分
第三章 〔心を定める〕行為の拠点を収め取ることについての釈示
(一)一種類のものとしての〔心の〕統一
(二)二種類のものとしての〔心の〕統一
(三)三種類のものとしての〔心の〕統一
(四)四種類のものとしての〔心の〕統一
(五)五種類のものとしての〔心の〕統一
(一)十の障害
(二)〔心を定める〕行為の拠点を与えてくれる善き朋友
(三)自己の性行に随順するもの
(四)四十の〔心を定める〕行為の拠点
第四章 地の遍満についての釈示
(五)〔心の統一の〕修行に適切ではない精舎と適切な精舎
(六)〔見難き〕小なる障害
(七)修行の規定
1 地の遍満(1)
(一)四つの遍満の汚点
(二)遍満の作り方
(三)作り為された〔遍満〕の修行の方法
(四)二種類の形相
(五)二種類の〔心の〕統一
(六)七種類の適当なるものと不当なるもの
(七)十種類の〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕に巧みな智
(八)精進の平等なること
(九)〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕の規定
(一)第一の瞑想
(二)第二の瞑想
(三)第三の瞑想
(四)第四の瞑想
(五)五なる瞑想
第五章 残りの遍満についての釈示
2 水の遍満(2)
3 火の遍満(3)
4 風の遍満(4)
5 青の遍満(5)
6 黄の遍満(6)
7 赤の遍満(7)
8 白の遍満(8)
9 光明の遍満(9)
10 限定された虚空の遍満(10)
11 十の遍満についての雑駁なる言説
第六章 浄美ならざるものという〔心を定める〕行為の拠点についての釈示
1 膨張したもの(11)
(一)〔墓場等に〕赴くことについての規定
(二)周囲遍く形相を近しく観ること
(三)十一種類〔の方法〕によって形相を収め取ること
(四)〔墓地等への〕行き帰りの道を注視すること
(五)〔瞑想の境地に〕専注して止まる〔心の統一〕についての規定
2 青黒くなったもの(12)
3 膿み爛れたもの(13)
4 切断されたもの(14)
5 喰い残されたもの(15)
6 散乱したもの(16)
7 打ち殺され散乱したもの(17)
8 血まみれのもの(18)
9 蛆虫まみれのもの(19)
10 骨となったもの(20)
11 十の浄美ならざるものについての雑駁なる言説
第七章 六つの随念についての釈示
1 覚者の随念(21)
(一)阿羅漢
(二)正自覚者
(三)明知と行ないの成就者
(四)善き至達者
(五)世〔の一切〕を知る者
(六)無上なる者
(七)調御されるべき人の馭者たる者
(八)天〔の神々〕と人間たちの教師
(九)覚者
(十)世尊
2 法(教え)の随念(22)
(一)見事に告げ知らされたもの
(二)現に見られるもの
(三)時を要さないもの
(四)来て見るもの
(五)導くもの
(六)識者たちによって各自それぞれに知られるべきもの
3 僧団の随念(23)
4 戒の随念(24)
5 施捨の随念(25)
6 天神たちの随念(26)
7 六つの随念についての雑駁なる言説
付録
訳者紹介
2016年9月25日日曜日
2016年9月24日土曜日
〈仏教3.0〉を哲学する
出ましたね。
〈仏教3.0〉を哲学する 単行本 – 2016/9/20
藤田 一照 (著), 永井 均 (著), 山下 良道 (著)
春秋社 (2016/9/20)
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-13592-1/
http://logues.hatenablog.com/entry/bukkyo3tetsugaku
http://logues.hatenablog.com/entry/bukkyo3tetsugaku
2016年9月18日日曜日
最近気になるシリーズ物
ふと最近気になるシリーズものを考えてみた。
まず、
1.村上柴田翻訳堂(新潮文庫)
http://www.shinchosha.co.jp/murakamishibata/
2.新編 日本幻想文学集成 (国書刊行会)
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336060266/
https://www.kokusho.co.jp/catalog/9784336060266.pdf
3. ポケットマスターピース(集英社)
http://www.shueisha.co.jp/pocketmasterpieces/
4.池澤夏樹 個人編集(河出書房新社)
日本文学全集
http://www.kawade.co.jp/nihon_bungaku_zenshu/
世界文学全集
第1集
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87400
第2集
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87401
第3集
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87402
まず、
1.村上柴田翻訳堂(新潮文庫)
http://www.shinchosha.co.jp/murakamishibata/
2.新編 日本幻想文学集成 (国書刊行会)
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336060266/
https://www.kokusho.co.jp/catalog/9784336060266.pdf
3. ポケットマスターピース(集英社)
http://www.shueisha.co.jp/pocketmasterpieces/
4.池澤夏樹 個人編集(河出書房新社)
日本文学全集
http://www.kawade.co.jp/nihon_bungaku_zenshu/
世界文学全集
第1集
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87400
第2集
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87401
第3集
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?ser_id=87402
ルイス・キャロル
ルイス・キャロル ポケットマスターピース11 (集英社文庫) 文庫 – 2016/8/19
ルイス・キャロル (著), 鴻巣 友季子 (編集), 芦田川 祐子 (編集)
集英社のヘリテージシリーズは編者がいいので
巻末の文章が楽しみである。
2016年9月14日水曜日
朝カル:4次元多様体の不思議
2016.9.10(土)
朝カルで、松本幸夫先生の講演を受講。
『4次元多様体の不思議
現代幾何学が探求する4次元空間の「かたち」』
内容的には
多様体の定義、ホモロジー群と基本群から始まり
高次元トポロジーの発展として
1950〜1960年代
1)J.Milnorによる7次元異種球面の発見(1956)
2)S.Smaleによる高次元ポアンカレ予想の解決(1961)
ホモトピー球面、ホイットニーのトリック
4次元におけるホイットニーのトリックの破綻
交差点と符合数
例:複素射影平面、K3曲面
ロホリンの定理
フリードマンの理論(1982)
ドナルドソンの定理(1983)
古田の定理(2001)
未解決問題2つ
朝カルで、松本幸夫先生の講演を受講。
『4次元多様体の不思議
現代幾何学が探求する4次元空間の「かたち」』
内容的には
多様体の定義、ホモロジー群と基本群から始まり
高次元トポロジーの発展として
1950〜1960年代
1)J.Milnorによる7次元異種球面の発見(1956)
2)S.Smaleによる高次元ポアンカレ予想の解決(1961)
ホモトピー球面、ホイットニーのトリック
4次元におけるホイットニーのトリックの破綻
交差点と符合数
例:複素射影平面、K3曲面
ロホリンの定理
フリードマンの理論(1982)
ドナルドソンの定理(1983)
古田の定理(2001)
未解決問題2つ
2016年9月10日土曜日
ウェブデータの機械学習
『ウェブデータの機械学習(機械学習プロフェッショナルシリーズ)』購入
ダヌシカ・ボレガラ (著), 岡崎 直観 (著), 前原 貴憲 (著)
講談社 (2016/8/25) ¥2800(税別)
http://www.kspub.co.jp/book/detail/1529182.html
なるべく帯付きの画像を選んでいる。キャッチフレーズが割と好きなため。webデータを取り合うことは、当たり前のようになっているが、最新の状況ではどうなっているのかが知りたい。
ダヌシカ・ボレガラ (著), 岡崎 直観 (著), 前原 貴憲 (著)
講談社 (2016/8/25) ¥2800(税別)
http://www.kspub.co.jp/book/detail/1529182.html
なるべく帯付きの画像を選んでいる。キャッチフレーズが割と好きなため。webデータを取り合うことは、当たり前のようになっているが、最新の状況ではどうなっているのかが知りたい。
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石田吉貞『隠者の文学』講談社学術文庫
FIRE系の動画や書籍を読んでいる。また、年齢を上になるにつれ、自分と社会の距離感なども気になる。本書は、以前から読んで気にいったいた中野孝二『清貧の思想』と同様の思想の書籍である。 石田吉貞『隠者の文学』講談社学術文庫 隠者の文学―苦悶する美 (講談社学術文庫) 隠者と隠者...
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『46歳にてアフリカの小国ルワンダの中央銀行総裁に突然任命された日銀マンが悪銭苦闘しながら超赤字国家の経済を再建しつつ国民の生活環境を向上させた嘘のような実話。』 日頃、機械学習関連やSF系が多いので、このようなスケールの大きい仕事の本を読むことも面白い。1965年とかなり昔だ...
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ハインラインの『月は無慈悲の女王』を読んでいて、宗教、 思想系の本を調べた。 『月は無慈悲な女王』 月は無慈悲な夜の女王 『異星の客』 異星の客 (創元SF文庫) (創元推理文庫 618-3) 『異星の客』の思想性から高橋和巳『邪宗門』を思い出した。 邪宗門 ...