2020年10月17日土曜日

読書猿『独学大全』、セルフモニタリング、ジュリア・キャメロン, エマ・ライブリー, 菅 靖彦 『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』

 読書猿さんの『独学大全』を購入しました。


以前から読書猿さんのサイトを見ていた。気に行った記事は
などか。

今回、まだ知らない記事があるかと思い、購入した。現在第1部だけ読了。でももとと気にいったサイトだったので、さらに参考文献や新しい記事の発見があった。
また、上記の人生航海日誌を書くことは、心理学ではセルフモニタリングに関連することを知った。
文中で紹介されたセルフモニタリングのサーベイ論文

そういえば最近その方面の書籍を読んでいることに気づく。
ジュリア・キャメロン, エマ・ライブリー, 菅 靖彦

『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』

で進められているモーニングノートも同様だろう。朝いちばんでA4のノートに3ページ文ほど自分の思っていることを書き連ねていく。瞑想と同じ効果があるとする。止観でいえば観の方か?



2020年7月31日金曜日

末永幸歩『13歳からのアート思考』と茂木健一郎『クオリアと人工意識』、『美と、知性と意識、そして存在』

20世紀、写真が登場し、それまでの絵画のテーマである「本物にいか似せることができるのか?」という考えに衝撃がおきり、「アートとは何か?アートは何を目指すべきか?」という問いが重要となった。『13歳のアート思考』は簡単な実習を通じて、20世に提示された6つの答えを紹介する。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

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茂木健一郎『クオリアと人工意識』は、茂木先生のメインテーマである「意識」と「クオリア」について16年ぶりの書下ろしである。特に最近の人工知能について関係との記述もあり興味深く購入した。

両者とも、既存の概念に衝撃が起こり、そこから展開される様子が興味深い。
・前者は美術 衝撃を起こしたのは写真
・後者は知性 衝撃を起こしたのは人工知能

写真が起こした衝撃は、さまざまな美に関する固定概念を破壊してきた。
囲碁や将棋での人工知能が起こした衝撃は、人間と人工知能と関わりを考えることを促した。 
人工知能は、人が持つ知性へのどんな固定概念を破壊するのだろうか?
・人間中心の知性から人間以外の生物の知性へ
・人工知能のコミュニティの『否定神学』的な傾向、遠心性
そして茂木先生は
人工知能研究の『否定神学』的な傾向から「クオリアと人工意識」に焦点をあてた『肯定人間学』へを提唱している。

クオリアと人工意識 (講談社現代新書)

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2020年4月28日火曜日

アリストテレスの再発見

伊藤邦武『世界哲学史3』ちくま新書
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リチャード・E・ルーベンスタイン『中世の覚醒』紀伊国屋書店
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井筒俊彦『イスラム思想史』中公文庫
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山内 志朗『普遍論争 近代の源流としての 』平凡社
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ハイデッガー『形而上学入門』平凡社
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伊藤邦武『世界哲学史3』ちくま新書で、中世の西洋におけるアリストテレスの再発見の項が面白く、さらに紹介されている。『中世の覚醒』を読んでいる。イスラムの記述が多く
ふと井筒俊彦『イスラム思想史』を思い出す。以前に購入したが、積読していたもの。『普遍論争』は以前から意識していいたもの。最後にハイデッガーの『形而上学入門』を読書予定。

〇『中世の覚醒』と『イスラム思想史』の比較読書

主要なイスラム思想家を2つの書籍で通して比較して読むことも面白い。
アル・ガーザリー(1058-1111)
wikipediaより

長らく哲学者として誤解されてきたイスラム思想家。

『哲学者の意図』は、岩波から出ているが入手は難しいようだ。

『哲学者の自己矛盾 イスラムの自己批判』は東洋文庫から出ている。


哲学者の自己矛盾: イスラームの哲学批判 (東洋文庫)

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アマゾンの口コミでは
形而上学16問、自然学4問に分けられた哲学者の主張に対するガザ―リーの反駁形式となっています。
ガザーリーは本書を書く前に、「哲学者の意図」という本を用意しており、これは論理学、形而上学、自然学のセクションがあって、後二者が本書のために援用されています。
「意図」はガザ―リー著となってますが、実際はイブン・シーナーのペルシャ語本のアラビア語化であって、内容はイブン・シーナーものであるので、「自己矛盾」で主張されている哲学者の論はイブン・シーナーの説によったものでしょう。
とあり、形而上学の項で興味深い。

『中庸の神学』も東洋文庫化から出ている。

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自伝『誤りから救うもの』は筑摩書房からでている。

誤りから救うもの?中世イスラム知識人の自伝 (ちくま学芸文庫)

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アリストテレス関連で調べていると面白い書籍が出てきた。
『アリストテレス 生物学の創造』上、下
出版社HP
上 

アリストテレス 生物学の創造 上

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アリストテレス 生物学の創造 下

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斎藤毅『数学原論』

数学の基礎は論理的には集合論にもとづいているが,実質的には圏論的な 枠組みで形づくられている.圏論的数学観によれば,数学の対象は 1 つ 1 つ が独立に存在するのではなく,同種のあるいは異種の対象との関わりの中に 存在する.』(序文より)

この言葉に強く惹かれた。




斎藤毅『数学原論』(東京大学出版)

アマゾンのサイトは↓


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2020年4月9日木曜日

仕事効率化本3冊

エッセンシャル思考
まとめ
https://norikazu-miyao.com/?p=11927

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効率を超える力
https://www.kaizenprogrammer.com/entry/2019/01/27/234059

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・仕事の業績は、生まれつきの才能や、最後までやり抜く力、運の有無で決まる、とよく言われるが、5000 人を対象とした調査研究の結果、成果を生む決め手は、次の「賢く働く7 つの習慣」であることが明らかになった。

①「すること」を減らし、そこに徹底する
少数の優先事項を厳選し、その分野に徹底的にこだわり抜くことで、自分の力を最大限に発揮できる。

②今そこにある仕事を「再設計」する
仕事を再設計する際は、同じ仕事量でも、無意味な活動を減らすなど、生み出す「価値」を大きくする。

③「成長のサイクル」を巧みに回す
結果を綿密に分析した上で、欠点の矯正に努める。フィードバックを踏まえた目的意識のある練習を、実際の仕事の中で続けると、スキルを速く修得できる。

④「情熱×目的」を強力なエンジンにする
仕事に向き合う際は「情熱」と「目的」を一致させる。そうすればポジティブな感情が持て、エネルギーが湧わく。

⑤「しなやかな説得力」で勝ち抜く
上司や部下、同僚などの支援を得るには、合理的思考に訴えるだけでなく、感情にも訴える。

⑥会議では白熱した議論が必ず起こるようにする
皆がきちんと議論し、決定事項を積極的に実行する「賢い」チーム会議を行えば、フォローアップ会議が不要になる。

⑦参加するプロジェクトを注意深く選ぶ
部署横断プロジェクトに参加する場合は、どれに参加するかを注意深く選ぶ。

・『イシューからはじめよ??知的生産の「シンプルな本質」

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https://note.com/1996_0928/n/n8abfb82f5ed7

上記の3冊が教えてくれことは、仕事の絞り込みである。


2020年3月12日木曜日

精読という迷宮―アメリカ文学のメタリーディング

ジャケ買いとタイトルが秀逸

精読という迷宮―アメリカ文学のメタリーディング





2020年3月9日月曜日

世界哲学史

筑摩書房からの世界哲学史シリーズ


出版社サイト

いままで横目に見ていたのだが、3巻目は個人的に興味が出てきたのと、
伊藤邦武編集(『プラグマティズム入門』がよかったので)というので
興味が湧いた。
ぱらっと見ると、「空海」の文字が目を魅いた。密教の思想や文鏡秘府論などが解説差照れている。そのほかにインドの形而上学が個人的に興味がある。
岩田『西洋思想入門』では、ギリシア哲学の個人を超えた普遍性と、個人を中心に据えた
ヘレニズム思想が対比され、その対比の歴史的な変遷を西洋哲学とした見方が想起される。そのほか、永嶋哲也の『言語と存在』にも興味がある。

第3巻の内容は、
3巻(中世Ⅰ)
超越と普遍に向けて

超越と普遍への知
山内志朗

東方神学の系譜
袴田 玲

教父哲学と修道院
山崎裕子

言語と存在
永嶋哲也

自由学芸と文法学
関沢和泉

イスラームにおける正統と異端
菊地達也

ギリシア哲学の伝統と継承
周藤多紀

仏教・道教・儒教
志野好伸

インドの形而上学
片岡 啓
10
日本密教の世界観
阿部龍一

ハンドルは卒業。エヴァの操縦席のようなレバーで運転する電気自動車

https://gunosy.com/articles/aL3PK


2020年2月18日火曜日

実践GAN ~敵対的生成ネットワークによる深層学習~ (Compass Booksシリーズ)




実践GAN ~敵対的生成ネットワークによる深層学習~ (Compass Booksシリーズ) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/2/28

Jakub Langr (著), Vladimir Bok (著), 大和田茂 (翻訳)

https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=113324




現在欲しい本リスト:OpenAI Gym / Baselines 深層学習・強化学習 人工知能プログラミング 実践入門

最近、また機械学習関連の本がまとめ出るので、まとめてリストアップしてみる。
布留川さんの本は最近すべて購入している。


OpenAI Gym / Baselines 深層学習・強化学習 人工知能プログラミング 実践入門 (日本語) 単行本 – 2020/2/25

布留川 英一 (著), 佐藤 英一 (編集)



2020年1月12日日曜日

Graphs on Surfaces and Their Applications

Graphs on Surfaces and Their Applications

Authors: Lando, Sergei K., Zvonkin, Alexander K.
Editors: Gamkrelidze, R.V., Vassiliev, V.A. (Eds.)

abstract
Graphs drawn on two-dimensional surfaces have always attracted researchers by their beauty and by the variety of difficult questions to which they give rise. The theory of such embedded graphs, which long seemed rather isolated, has witnessed the appearance of entirely unexpected new applications in recent decades, ranging from Galois theory to quantum gravity models, and has become a kind of a focus of a vast field of research. The book provides an accessible introduction to this new domain, including such topics as coverings of Riemann surfaces, the Galois group action on embedded graphs (Grothendieck's theory of "dessins d'enfants"), the matrix integral method, moduli spaces of curves, the topology of meromorphic functions, and combinatorial aspects of Vassiliev's knot invariants and, in an appendix by Don Zagier, the use of finite group representation theory. The presentation is concrete throughout, with numerous figures, examples (including computer calculations) and exercises, and should appeal to both graduate students and researchers.

twitterで知った書籍。
グラフ理論は秋山仁先生から単位を取った。
レポートの内容はケンペの論文の誤りを見つけろ、という内容だった。

その後大学で微分幾何の研究室にはいった。
大学院で、浦川肇先生の「ネットワークのスペクトル幾何」の
講義を受け、また、ある機会で砂田先生の「ダイヤモンドはなぜ美しいか?」
という講義で、離散調和解析のことを知った。

でもまだまだ最近は新たな展開をしている。



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石田吉貞『隠者の文学』講談社学術文庫

 FIRE系の動画や書籍を読んでいる。また、年齢を上になるにつれ、自分と社会の距離感なども気になる。本書は、以前から読んで気にいったいた中野孝二『清貧の思想』と同様の思想の書籍である。 石田吉貞『隠者の文学』講談社学術文庫 隠者の文学―苦悶する美 (講談社学術文庫) 隠者と隠者...