2014年12月21日日曜日

朝日カルチャーセンター新宿:鼎談「仏教3.0」を哲学する

「哲学は祈りを拒否する祈りである。」
(永井均『哲おじさんと学くん』日経プレミアシリーズ)
という言葉に魅かれていた。その永井先生がヴィッパサナー瞑想についての鼎談
があるということで聞きにいった。
哲学者永井均、禅僧藤田一照、ワンダルマ仏教僧山下良道による鼎談。
いくつか刺激的な言葉が聞けた。
•<私>と青空の関係
•反省的自己意識(カント的)、前反省的自己意識(サルトル的)
•ヴィッパサナー瞑想の本質は、前反省的な自己意識の観点から反省的自己意識の働きを
把握すること。
•イスラム法学者中田考氏とのアブラハム的一神教とヴィッパサナーとの関連
•永井先生の考えと呉智英•宮崎哲弥『知的唯仏論』との「比類なき私」についての対立点
•慈悲の瞑想について
禅僧藤田一照、ワンダルマ仏教僧山下良道とのアプローチの違い
現在、永井先生は、『文學界』にて「哲学探求ー存在と意味ー」という連載で、上の議論についてのべられている。(第6回、12月号)

同じく朝カルでは、井筒俊彦の講座があり、そちらとの関連も知りたい。
また、香山リカ氏との対談で純粋経験についても言及していたので
そちらにも興味あり。

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