2014年12月23日火曜日

豊饒の海

年末までの時間『豊饒の海』を読もうとおもった。
きっかけは、

藤井聡×宮崎哲弥


「『豊饒の海』と築土構木(第一部:経済編)」(築土構木の思想 第58回)


特に気になったのは、「貴様」ということば。「貴」にしても「様」にしても侮蔑を表す言葉ではないのに、両方があわさると侮蔑的な言葉になってしまう。調べてみると説明があった。

2014年12月21日日曜日

呉智英•宮崎哲弥『知的唯仏論』


宮崎哲弥氏の仏教3部作
『知的唯仏論』(呉智英との共著、サンガ)
『さみしさサヨナラ会議』(小池龍之介氏との共著、角川書店)、
­宮崎哲弥 仏教教理問答』(サンガ)

朝日カルチャーセンター新宿:鼎談「仏教3.0」を哲学する

「哲学は祈りを拒否する祈りである。」
(永井均『哲おじさんと学くん』日経プレミアシリーズ)
という言葉に魅かれていた。その永井先生がヴィッパサナー瞑想についての鼎談
があるということで聞きにいった。
哲学者永井均、禅僧藤田一照、ワンダルマ仏教僧山下良道による鼎談。
いくつか刺激的な言葉が聞けた。
•<私>と青空の関係
•反省的自己意識(カント的)、前反省的自己意識(サルトル的)
•ヴィッパサナー瞑想の本質は、前反省的な自己意識の観点から反省的自己意識の働きを
把握すること。
•イスラム法学者中田考氏とのアブラハム的一神教とヴィッパサナーとの関連
•永井先生の考えと呉智英•宮崎哲弥『知的唯仏論』との「比類なき私」についての対立点
•慈悲の瞑想について
禅僧藤田一照、ワンダルマ仏教僧山下良道とのアプローチの違い
現在、永井先生は、『文學界』にて「哲学探求ー存在と意味ー」という連載で、上の議論についてのべられている。(第6回、12月号)

同じく朝カルでは、井筒俊彦の講座があり、そちらとの関連も知りたい。
また、香山リカ氏との対談で純粋経験についても言及していたので
そちらにも興味あり。

2014年12月17日水曜日

苫米地英人本

ネットの動画で東京MXの『バラ色ダンディ』を見ているため木曜日コメンテータの
苫米地英人のコメントが面白いため、書籍や動画を見ていた。
書籍は
•『立ち読みなさい』(ありがとう出版)
•『君も年収一億円プレーヤーになれる』(宝島社)
•『超瞑想法』(PHP文庫)
キーワードとしては認知科学、コーチング、人工知能など
動画としては、水道橋博士と宮崎哲弥

『超天才Dr.苫米地のスピリチュアルのウラ』



『超天才Dr.苫米地英人の「洗脳」秘録』

前者では、『空の概念の形式化』
後者では、グレゴリー•チャイティンの話、不完全性定理の話が面白い。




エミール、奈良本辰也、私塾

出身が山口の下関のせいか幕末の頃の小説をよく読んでいた。
そのなかで江戸時代の私塾に関する本がすきだった。
  • 適塾(緒方洪庵)と松下村塾(吉田松陰) 高野澄 祥伝社, 1977(ノン・ブック)
この本の中で著者のどちらかのエピソードでルソーの『エミール』をおりにふれ
読んでいる話を思い出した。

2014年12月16日火曜日

精神指導の規則

アプリを開発して、思考方法などに興味が向いている。
高校時代、岩波文庫で購入したが、当然わかっていない。
amazonのレビューを見ると熱烈な読者が多い。
amazonで探す限りデカルトに関する大部な著作がないのは
なぜか?

石田吉貞『隠者の文学』講談社学術文庫

 FIRE系の動画や書籍を読んでいる。また、年齢を上になるにつれ、自分と社会の距離感なども気になる。本書は、以前から読んで気にいったいた中野孝二『清貧の思想』と同様の思想の書籍である。 石田吉貞『隠者の文学』講談社学術文庫 隠者の文学―苦悶する美 (講談社学術文庫) 隠者と隠者...